10/6の試合結果(2007/10/07)
第一試合の西南学院大学−九州産業大学の試合は、まれにみる劇的な試合展開となった。
ペースをつかんだのは九州産業大学。QB中島からWR池上へ立て続けにTDパスを決めるなど、第1Q10分で20-0とリードする。
しかし九州産業大学はその後ゲインを重ねるものの、立て続けのファンブルでチャンスをモノにできない。
すると西南学院大学がこつこつとTDを重ね、第3QにはRB橋川のランでついに逆転に成功する。
しかし4Qに入り、九州産業大学はQB中島のランで再逆転に成功する(残り6:17秒)。
西南学院大学はギャンブルを成功し九州産業大学陣に攻め込むが、敵陣48ヤードで4th-13を残してしまう(残り2:30程度)。
ここで2つのタイムアウトを残す西南学院大学はパントを選択する。パントの結果、九州産業大学陣18ヤードまで押し込むことに成功する。
九州産業大学はいきなりRB磯部が31ヤードのラン。さらに次の攻撃でも磯部が8ヤードゲインし、西南学院大学がタイムアウトで時間を止める。
あと2ヤードゲインしてファーストダウンを獲得すれば勝利が近づく九州産業大学だが、ここで痛恨のミスを犯してしまう。
なんとエクスチェンジミスを犯してしまい、そのボールを西南学院大学がリカバー。西南学院大学は自陣44ヤードから攻撃権を獲得する(残り1:55)。
すると最後はWR埋田が31ヤードを走りきりTD。27-27の同点に追いつく(残り0:50)。
トライのキックを成功させれば逆転の西南学院大学だが、ここで今度は西南学院大学が痛恨のミスを犯してしまう。
若干キックのタイミングが遅れたところに、九州産業大学高上が飛び込み、キックをブロックする。
それを拾い上げたDB上村が、約80ヤードを走りきり、2点を獲得する。ビハインドの危機を、リードに転じるビッグプレー。
その後の西南学院大学のオンサイドキックをおさえた九州産業大学が、2001年以来の対西南学院大学戦勝利を挙げ、3勝1敗とした。
惜しくも敗れた西南学院大学は2勝2敗となり、優勝の可能性が消滅した。
第二試合は1敗の久留米大学が宮崎大学と対戦。
オフェンスのファーストプレーで#13篠原が55ヤードのTDランとさい先の良いスタートを切る。
その後も宮崎大学のファンブルなどもあり、有利に試合を進めるがTDにはいたらず2つのFGを追加する。
その後は膠着状態となるが、パントリターンから良いフィールドポジションから攻撃を開始すると、すかさずTDを追加する。
その直後のキックオフでは、宮崎大学が久留米大学陣34ヤードまでリターンすると、QB崎田からRB古賀へのTDパスを成功させる。
そのまま久留米大学が19-7で勝利した。